ブロードウェイ・ミュージカル「スペリング・ビー」のおもしろさの理由
知人が出演していたので、ミュージカル座の「スペリング・ビー」を観てきました。
いやあ、おもしろかったですね。笑いのシーンがたくさんありました。
お客さん参加型ということで、抽選で当たった4名の一般来場者がかなりの長時間舞台上にいました。
お客さん参加型の舞台はいろいろあると思いますが、あれだけ長時間舞台に立てて、言葉も発せられるという舞台はなかなかないのではないでしょうか?
(自分ももちろん応募しましたが、選ばれず。。)
今回、僕が観ていて感じた、「スペリング・ビー」ならではのgoodポイントを大きく3つにまとめてみました。
1. 統一されたフランク感
会場入ったらすぐ演出家が抽選の応募でロビーを歩き回っていたり、上映中にお客さんが客席から舞台に上がったり戻ったり、休憩中にキャストの一人がお菓子の売り子をやりながらお客さんとコミュニケーションとったり、最初から最後まで一貫してフランクな雰囲気だったなあという印象でした。舞台と客席の境目がほぼなく、一体感を感じられるので、居心地の良さを強く感じました。
キングコングの西野さんもよく言っていますが、やっぱり今の時代、お客さんも舞台をつくるクリエイター(創造者)であることが舞台を楽しめるポイントなのでしょう。
2. ユニークコンテスト×ミュージカルでエンタメ感倍増
題材となっているのは世界各地で行われている「英単語スペルコンテスト」。この大会、日本人は存在自体を知らない人の方が多いと思いますが(日本でもやられているらしい)、英単語のスペルをあてるという、シンプルかつとってもユニークなもの。TVで毎年生放送もされているそうですね。
題材そもそもがエンタメ気質のあるものなので、それをミュージカルにするということで、エンタメ感がそのまま膨らんだ感じになるんですね。(エンタメ感てなんやねんて感じだけど)
個人的には退場させられる時の「グッバイ」の歌とおち◯ちんの歌が好きでした。
3. 主演の河西智美(元AKB)
結局目がいってしまうのは、主演で元AKBの河西智美さんですね。
やっぱり動きがアイドル!自分の可愛どころをわかっている感じ。
河西智美さんが舞台に上がったお客さんとも普通に絡んでいる光景はやっぱり新鮮でした。
そして普通に歌もうまい。常に泣きそうな顔がもう、あれでしたね。
と、いうことで「スペリング・ビー」の魅力を簡単にまとめてみました。
舞台観劇は全然ど素人なんで、ど素人目線での考察ですが、そういうものとして読んでいただけたら嬉しいです。
いやあ、やっぱりミュージカルって、エンターテイメントっていいですね。